*個人が特定できないよう加工した情報ですが、「これは自分かもしれない、公開はやめてほしい」という方がいらっしゃいましたら、「当ブログへのメールはこちらから」またはメインサイトの「営業時間・連絡先」よりご連絡ください。すぐに対応させていただきます

2015年8月17日月曜日

骨盤矯正

 今回は、特定の方の施術例ではなく、一般的なお話です。

 よく「骨盤矯正」という言葉を耳にします。

「骨盤がゆがんでいると○○」などというメッセージとともに語られることが多い言葉です。

 しかしながら、実は骨盤を特別視することに、特に意味はありません。

 ゆがんでいるかゆがんでいないかでいうと、ほとんどの人の骨盤はゆがんでいます。

 そして、それは骨盤だけではありません。

 全身がそうです。

 体は毎日変化しているもので、いろいろなところがゆがんだり戻ったりしているのが、自然な状態なのです。

 問題なのは、それがどの程度ゆがんでいるか、いかに安定してしまっているか、ということになります。

 また、骨盤はもちろん重要な部位ではあるのですが、他にも重要な部位はたくさんありますし、そもそも、どこに施術をするのが重要かは、その人それぞれによって違うものです。

 たとえば手の指が痛い人に対しては、もちろん骨盤を施術するのもいいとは思うのですが、大体は手の指の方が施術の重要性は高いはずです。

 そして「骨盤がゆがむと○○」というフレーズですが、これは「骨盤」を「背骨」に入れ替えても、「股関節」に入れ替えても、他のどの部位と入れ替えても通じるフレーズであり、骨盤を特別視することに、あまり意味はないのです。


 このような考えにもとづいて、当施術室では多くの人に骨盤矯正をおこなっています。

 症状やご要望の有無に関わらず、普通に、当たり前のように、全身のことを考えながら、その一部としての骨盤の施術をしています。

 もちろん、骨盤のゆがみを直したいという方や、骨盤周辺に何かの症状がある方にも、普通に施術をいたします。

 その際は、どうぞご連絡ください。

2015年8月8日土曜日

足の指のしびれ・痛み

 足の指の痛み・しびれでいらっしゃった方の施術例です。

 趣味で長く歩くことが多いらしく、不自由を感じていらっしゃいしました。


 医学の一般的に、足の指は、親指を1、小指を5で、1から5までの数字で表します。

 この方の場合、左の3から5、右の1から5に運動痛(動かすと痛みがでる)、右の2から5にしびれ(動きとは関係がない)が出るという状況でした。

 動かすと痛い場合はその部位自体に問題があり、しびれがある場合はその部位の知覚神経に問題があると考えられます。

 この方の場合はその複合だと思われ、足の指自体と、足の指に行く神経が出ている腰椎(「ようつい」と読む。こしぼねのこと)に問題があるのだろうと、僕は思いました。

 また、体にはつながりがありますので、自覚がないけど悪い部分があり、それが大なり小なり足の指に影響しているはずです。

 施術時間を1時間いただきましたので、腰椎、そして骨盤から足の指まで左右の足全体の施術をしました。

 足の指は、1本1本、各関節それぞれの施術をしました。


 初回からずいぶんと効果があったようで、ちょうど1週間後に再び来室された時には、「ずいぶん良くて、3日前に長く歩いたけど平気だった。今はまた少し気になってきた」とおっしゃっていただきました。

 2回目も初回と同様の施術。

 3回目は、首・肩・背中にはりがあるので、そちらもやって欲しいとのことで、施術時間を90分にして、より広範囲の施術をしました。

 4回目も3回目と同様の施術。

 5回目は60分で、また足腰メインで施術しました。

 6回目にいらっしゃった時には足の指はほぼ平気で、少し症状の残る右1指だけを施術しました。

 7回目では、足の指は特に気にならないとのことで、足の指は施術しませんでした。


 この方は以後も、不定期的に施術に来られるときがあるのですが、最近も足の指はあまり問題がないようです。

めまい(ふらつく)

 この方は、もともと首や肩がこったり、腰が痛くなったりして、月に1回ぐらいのペースで来室され、楽になると言って帰っていただいていました。

 ところが、ある日いらっしゃった時に、2ヶ月近く前から、周囲がグルグル回るような回転性のものではないが、ふらつくような、めまいがするような感覚があるとおっしゃっていました。

 最初は頻繁だったが段々よくはなっているということでしたが、僕はその時に、頭蓋の施術を加えてみました。

 頭蓋骨は1つではなく、複数の骨が組み合わさり、関節(正確には他の部分の関節とは構造が違い、「縫合」と呼ばれる)を形成しています。また、その周辺には筋肉も存在します。ですから、他の部分と同じように、筋肉や関節がゆがんで硬くなることがあるのです。

 それらをやわらげることで、脳から出ている内耳神経という、平衡感覚をコントロールする神経の働きを向上させることを狙いました。

 また、これまでと同様、首も施術しました。いつものこりをやわらげる目的のほか、脳への血流をよくすることを狙いました。

 約1ヵ月後にいらしたときに、あれからずいぶん楽になったとおっしゃっていただきました。

 その時も、同じく頭蓋の施術をしました。


 重要な病気ではないがめまいのような症状が起きるという方はけっこういます。

 もちろんそれは、心理的ストレス、疲れ、睡眠不足など、いろいろな要因が重なった上で起こることであり、オステオパシーの施術ですべて解決できるというものではありません。

 しかしながら、このように効果を示すこともありますので、お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

背中の痛み、左のお尻の痛み

 背中の下の方と、左のお尻の痛みを訴えていらっしゃった方の施術例です。

 初回は60分の施術で、胸椎(きょうつい、背中の骨)から腰椎(ようつい、腰の骨)にかけてと、骨盤、股関節、両肩の施術をしました。股関節を動かす筋肉はお尻に、肩を動かす筋肉は背中にも付着していますので、それらも施術することにしたのです。

 約1週間後に2回目の来室。初回の施術でけっこう軽くなったとのことでした。しかし、朝と運動時には症状が強まるそうです。ちなみに、朝は体がかたくなっていて、症状が強まる方は多いものです。

 なお、この時に、右肘にも痛みがあることをお話しされたので、少し施術部位を変え、胸椎、腰椎、骨盤、股関節、肘も含めた右腕全体を施術することにしました。

 約1週間後に3回目の来室。全体に症状がやわらいでいるそうで、2回目と同じ施術をしました。

 次は約2週間後の来室。段々といい状態になってきたそうです。また同じ部位に施術をしました。


 以後、施術を繰り返し、さほど痛みを感じないぐらいの状態になりました。場合によって悪くなるときもありますが、ある程度以上は悪くならないそうです。

 この方はその後も、痛みの管理とメンテナンスのために、定期的・長期的に来ていただいています。

 背中がかたく、痛みがあったのが取れたせいか、僕の目から見て、背筋が伸びてきたようです。

腰痛と足の神経痛

 腰からお尻にかけて慢性的に重く、ひどいときは片足全体にかけて神経痛が出る、という方の施術例です。

 病院でX線撮影をしたところ椎間板ヘルニアがあると言われたそうですが、X線ではヘルニアそのものは撮影できないので、そのお医者さんは推察でヘルニアだろうと言ったのだと思います。

 しかしどちらにせよ、オステオパシーのような施術が有効な場合もあります。


 初回は60分の時間をいただき、足腰全体と、頭蓋骨オステオパシーの施術をしました。

 頭蓋骨オステオパシーとは、頭から仙骨(俗にいう尾てい骨)までをセットで捉えて施術し、その中を走っている脳や脊髄(神経の塊)の機能向上を狙う方法です。

 腰周辺には症状がありますし、足の神経痛には腰が影響していることが多いです。また、症状のない反対の足もしておくとバランスがよくなります。

 そんな理由で、足腰全体と頭蓋骨オステオパシーの施術をしたのです。


 約2週間後に2回目の来室。

 施術後にとても良くなったそうですが、(2回目の来室の)前日に腰の右側からお尻にかけてまた痛みが出てきたとの事です。

 初回と同じ施術をしました。


 以後、その5日後に3回目、その18日後に4回目、その1ヵ月後に5回目の施術をしました。施術部位はずっと同じでした。

 ご都合上、規則的な来室が難しい方でしたが、波はあれども基本的には良い方向に向かって行ったようです。


 神経痛が「眠れない程ではなくなった」という状況に変化していったので、6回目からは頭蓋骨オステオパシーをやめ、背中の骨や肩甲骨への施術を加えてみました。

 自覚がないけど悪いところというのはあり、それが他の部位に影響することもありますので、広範囲にいろいろなところをやわらげた方がいい、という判断です。


 7回目も同じ施術をし、8回目は、また少し施術部位を変更しました。

 その時には、ふくらはぎにはりがあるが、全体的にはだいぶ良く、腰痛のベルトをしない日も増えてきた、とおっしゃっていました。

 9回目は、まだお見えになっていません。

腰痛

 よくある症状だと思うのですが、腰痛でいらっしゃった方の施術例をご紹介します。

 もちろん、よくあるからといって簡単に治るというものでもありませんが、比較的順調に回復された方の例です。


 来室の5ヶ月ぐらい前にぎっくり腰になり、以来痛みが続いていたそうです。

 首の痛みもある、とのことでした。

 60分の時間をいただき、初回は背骨全体と、頭への施術をしました。

 約1週間後に2回目にいらした時は、最も痛かった腰が楽になり、むしろ首の方が痛いぐらいになった、とのことでした。

 その後、週に1回のペースで施術を続け、2回目、3回目、4回目と、同じ部位への施術を繰り返しました。

 過ごし方によっては悪化することもありましたが、腰も首も、段々と良くなっていきました。

 5回目にいらした時には、特に痛いところはなかった、とのことでした。

 少し施術部位を変え、範囲を広げて、背骨と、肩甲骨、骨盤、股関節への施術をしました。

 6回目にいらした時も、特に痛いところはなかった、とのことでした。

 7回目の時は、少し腰が痛くなったが、以前と比べるとその程度は全然違う、とのことでした。

 体の状態は日々変化するものですが、ある程度良い状態で安定してきたのだと思います。


 ちなみに、施術の頻度に関するご質問をよく受けます。「どれくらいの頻度で通えばいいですか?」と。

 実は、人それぞれにいろいろな条件があるため、結局は個人差があってはっきりとしたことは申し上げられないのですが(すいません!)、週に1回ぐらいのペースで施術ができると、段々よくなっていくケースが多いと、僕は感じています。

 しかしもちろん、それを強制することはいたしませんので、どうぞ安心してご来室ください。

右ひざの痛みが1回で消えた

 1回の施術で痛みが消えた、という例をご紹介します。

 その方は、右ひざ全体にかけて痛みがある、といって来室されました。その1週間ぐらい前から症状が出て、前日がとくにひどかったそうです。

 動かしても痛いし、時によってはじっとしていても痛い、とのことでした。

 他にいくつかの症状もあり、また、120分の施術時間をいただいたことから、体全体にかけての施術をしました。右ひざは左ひざより細かく施術をしました。

 しかし、その方はそれっきり、いらっしゃいませんでした。

 この場合は当然、施術に効果がなかったからもう2度と来なかった、ということも考えられるのですが…。

 ところが、数年後に再び、この方は来室されました。

 聞くと、ひざに関しては前回の施術以後よくなったそうで、その時は別の問題でいらっしゃったのです。

「1回で良くなるものでもない」と思っている方もいらっしゃいますが、条件によっては、そういう場合もあります。

 この方の場合、症状が出てからまだ長い時間が経っていなかったことと、そのタイミングで120分かけて体全体を施術できたのが、良かったのかもしれません。

左肩周辺の痛み

 今回ご紹介するのは、左肩周辺の痛みを訴えていらっしゃった方の施術例です。

 3日ぐらい前から、左肩の関節付近から肩甲骨にかけて何もしなくても痛く、首を動かすと痛みが増すような状態になってしまったそうです。

 肩を動かすことによる痛みはないそうなので、おそらく、首から肩にかけて延びている神経の働きに問題が出たのだと、僕は思いました。

 初回は60分の時間をいただいたので、首から腰まで背骨全体を、そして肩を含めた左腕全体を施術しました。

 その後よかったそうですが、3日ぐらいするとまた同じ症状が出てきたそうで、初回から5日後に2回目の来室をされました。

 その時は30分の時間をいただきました。首にもっとも時間を割き、次いで背中、左肩と施術をしました。優先順位としては、神経の出入り口である首を最優先すべきだと判断したのです。

 その4日後に3回目の来室。だいぶ良くなっているそうですが、痛みよりはむしろ、左肩周辺にうまく力が入らないような状況だそうです。

 痛いのと力が入らないのと、どうしてそういう差が生まれるのかは正直よくわかりませんが、同じく神経の働きに問題があるのだと考え、初回と同じく背骨全体と左腕全体の施術をしました。

 それで症状は消えてしまったそうです。

 3ヶ月以上経ってまったく別の件で来室された時に、あれから左肩は何にも痛くありません、とおっしゃっていました。

 若い頃から肩こりがあるとおっしゃっていた方なので、もともと首や肩周辺が硬かったのだと思います。

 それが何らかの条件が重なって一時的に悪化し、今回のような症状が現れたのでしょう。

脊柱側弯症

 今回の施術例のご紹介は、特定の方ではなく、一般論としての「脊柱側湾症」のお話です。

 いわゆる「背骨のゆがみ」というのは、大なり小なり誰にでもあるもので、その程度が問題となります。

 しかしそのゆがみが、誰にでもあるというレベルではなく、とてもひどくなっている状況を「脊柱側湾症」と呼び、病名がつきます。

 これは、背骨をみると明らかにわかります。

 奇形による先天的なものや、他の疾患に伴って発症するものもありますが、ある時期から原因もわからずに発症するものが多いようです。


 僕も脊柱側湾症の方の施術経験があります。

 方法としては、他の方と同じように施術をします。背骨やあばらの硬くなっている部分を、できるだけやわらげます。時間を多くいただければ手足などもやり、相乗作用でより大きな効果を狙います。

 多くは原因も不明ですし、綺麗に元通りに治ったという経験はありません。

 しかし、それに伴って現れている痛みや不快感に関しては効果的です。また、背筋が伸びるなど、ある程度のゆがみの改善もします。

 もし対処法でお悩みの方がいましたら、オステオパシーの施術も一案としてご検討ください。

うつ

「特別な自覚症状はない」とおっしゃっていらっしゃった方の施術例です。

 初回は90分をお取りいただいたので、背骨・手足全体の施術をしました。

 2回目にいらっしゃったときに、「うつ」だとお話しいただき、その時から頭の施術を加えました。その時も90分だったので、背骨全体、足全体、肩周辺、そして頭の施術をおこないました。

 平均して週に1回ぐらい、(2回例外がありましたが)90分の施術を繰り返しました。施術部位は、ずっと同じでした。

 2ヶ月ぐらいすると良い兆しが出てきて、その後も段々良くなっていき、施術の頻度も減らしていきました。

 半年もすると、うつに関してはだいぶよくなりました。


 個人的な経験にもとづく意見ですが、「うつ」的な症状のある方は、頭と首の間の関節に強いかたさがあります。

 この方もそうだったのですが、その頃には、その部位もだいぶやわらかくなりました。

 また、当初は痛いところがなかったのですが、うつから回復するにつれて、腰や肩に重さや痛みが出てきました。

 おそらく、うつの時は知覚神経の働きが悪くなっていて、痛みを感じにくい状態だったのだと思います。

 そして、それが回復するにつれて知覚も戻ってきて、悪いところが痛み出したのではないでしょうか。


 再び個人的な意見ですが、うつというのは結局、心身の疲れがたまり続け、それが限度を越えたときに発症するのだと思います。

 ですから基本的に、疲れたぶん心身を休めることが必要なのではないでしょうか。

 そしてまた、オステオパシーの施術はそのサポートになるのではないかと思います。

首と左肩の痛み

 ご来室いただいた日の3日ぐらい前から、動かすと首が痛くなり、さらに、動かさなくても左肩周辺に痛みが出るようになった、といらっしゃった方の施術例です。

 ちなみにこの方は、以前からずっと肩こり(「肩こり」は俗称で、正確に表現すると「首のつけね周辺のこり」)があったらしく、そのような方はそうでない人と比べると、首や肩(腕のつけね)に問題が起きやすいと僕は感じています。


 初回は60分の時間をいただき、首から腰まで背骨全体と、肩から手首まで左腕全体の施術をしました。

 左肩周辺は動かさなくても痛みが出るとのことだったので、首を悪くしたことにより、肩から腕全体にかけて走っている神経の働きが悪くなったことが大きな原因だと、僕は思いました。

 なので、もっとも大切なのは首で、さらには、大なり小なりそこに影響を与えている、背中や腰、左腕全体も施術をしました。


 2回目はその5日後の来室。初回施術後は良くなったそうですが、その前々日から左肩の痛みがまた出てきたとのことでした。

 その日は30分の施術時間で、首から背中の上部、左肩周辺を施術しました。

 首自体の痛みはもうなくなっていましたが、左肩にとっても重要だと考え、首にもっとも時間を割きました。


 3回目はその4日後の来室。

 だいぶ良くなってきたが、左肩周辺にまだ症状が残るとのことでした。

 ちなみに、痛みよりもむしろ、力が入らないような感覚になってきたとのことでした。これはやはり、神経の問題のように思えました。

 その日は60分の施術で、初回と同じく、背骨全体と左腕全体の施術をしました。


 これでだいぶ良くなったようで、その後は3ヶ月以上経った頃に、別件でいらっしゃいました。

O脚

 二十歳を過ぎたころぐらいから徐々にO脚になってきたとのこと。時々腰が痛くなる。全身のゆがみも気になる、といらっしゃった方の施術例です。

 初回、できるだけ膝と膝を寄せるように立ってもらい、その間隔を計測。僕の指で2本分のすき間がありました。

 初回は広範囲に90分の施術。O脚改善用の運動法をアドバイスしました。 

 初回終了後、足を着地した感覚に変化があって、効果を実感したそうです。

 2回目以降は施術時間を60分に。60分あれば「ここはやっておきたい」所は施術できるので、相談の結果、施術時間を短くして、当初考えていたよりも来室の頻度を増やすことにしました。

 2回目以降、普段の姿勢や動作のアドバイスも加え、週に1回ぐらいのペースで8回の施術をしました。

 そして、O脚の間隔はほぼゼロになりました。

 ただし、できるだけ膝と膝を寄せるように立ってもらってその結果ですので、力を抜くと広がってしまいます。

 今後は、意識しなくてもその状態になるように目指していきます。

 現在は腰の痛みも起きないようで、丸まり気味だった腰も伸びてきました。

 体はそれぞれつながっていて影響を与え合いますので、足とともに他の部分も変化するのです。

腰痛、お腹の調子

 職業上腰に負担がかかりやすく、下腰部(腰の下の方、尾てい骨の近く)に痛みを訴えていらっしゃった方の施術例です。

 月に1・2回、30分もしくは60分の施術を繰り返しました。

 日頃痛みがまったく消えている状態ではないようですが、最初と比べるとだいぶ楽になっているとおっしゃっていました。

 加えて、ある時こんなこともおっしゃっていました。

「便秘とまではいかないけど、お腹の調子があんまり良くなかったんですが、最近それも良くなってきました。何か関係があるんですか?」

 もちろんその時ご本人には説明しましたが、このブログでも僕の答えを記しておきます。

 お腹の調子には、食事や運動・ストレスなどいろいろな条件が影響しますので、オステオパシーの施術が100パーセントの影響を及ぼすわけではありません。それは前提としておいてください。

 しかし、それでもある割合で、施術したことは関係があると思うのです。

 ゆがんでかたくなった腰がやわらかくなることで、腸の位置や腸の動きが変化します。また、施術は自律神経の働きや血液の流れも変化させますので、その点もお腹の調子に影響を与えます。

 こんな理屈なのです。

 そのため、腰の施術をしていたこの方の、お腹の調子も良くなってきたというわけです。

 ちなみに、この方には施術していませんが、お腹を直接施術する方法もあります。

尾てい骨の痛みと背中のこり

 ある方の施術例です。

 尾てい骨(これは俗称で、解剖学の用語では「仙骨」と呼びますので、以後「仙骨」と書きます)の痛みと、背中の上の方(これも以後、解剖学用語で「上背部」と書きます)のこりを訴えていらっしゃいました。

 仙骨は、「ピリッ」と鋭い痛みが走るそうで、痛くない日もあるとのことでした。

 初回、それぞれに影響が大きそうな部位から優先的に施術をしていきました。施術時間は60分(これは以後も同じ)。

 4日後にまた来ていただきました。その間、仙骨が痛むことはなく、上背部もこり方が弱まったそうです。同じ部位への施術を継続しました。

 3回目以降、一週間から十日に一回くらいの間隔で施術を続けました。どちらの症状も弱まってきて、4回目にいらしたときに、上背部のこりよりむしろ、「首を鳴らしてしまう(ボキッとかパキッというやつです)癖がある」ことの方が気になる、とのことでしたので、施術部位を変更。首の動きを滑らかにしていくことを新たな施術目標にしました。

 その後、首の動きも滑らかになり、音がしにくくなったとのことです。

 ほぼ良い状態で7回目の施術を終えた時点で、定期的な施術を終了しました。

 その状態で施術を続ける事にもメリットを感じてくれていたのですが、住まいが変わるため来室不可能になったのです。戻ってきたらまたお願いします、とおっしゃっていただきました。

顎関節の痛み

 顎関節の痛みを訴えて来室された方の施術例です。

 3日前くらいから痛みが特にひどかったそうです。

 肩こりなど他の症状もあり、とりあえず初回は90分の施術時間を取り、手足に背骨に顎関節に頭蓋骨にと、広範囲への施術をおこないました。

 その後相談した結果、二回目以降は施術時間を30分にして、来室の頻度を増やし、顎周辺を集中的に施術することにしました。

 二回目は4日後に施術しました。

 初回の施術後は痛みが軽くなったそうなのですが、またすぐに悪くなってしまい、二回目施術前にはあまり変わらない状態だったとのことです。

 二回目は、背中の上部(首に近いところ)から首、顎関節、頭蓋骨の施術をしました。

 三回目はその3日後。

 痛みはずいぶん軽くなったそうです。

 三回目も二回目と同じ部位を施術しました。

 以後、現在までその方は来室されていません。

 その方は他の方の紹介でいらっしゃったのですが、紹介者の方によると(紹介者の方がいらっしゃって話題になった)、その後も具合は良いそうです。

首の左側面(耳の下あたり)周辺の腫れと痛み、O脚

 ある方の施術例です。

 まず、初回来室時の状況からご説明します。

 この方は5年ぐらい前から、(ご本人の意見として)私生活上のストレスによって、体の不調を感じ始めました。

 首の左側面(耳の下あたり)に、腫れや痛みが出るようになったのです。

 耳鼻科に何件か行きましたが、いまいち原因が明確にはならず、「神経痛だろう」と言われたそうです。

 ちなみに、「神経痛」というのは単なる症状名で、「神経が痛む」から「神経痛」と呼びます。いろいろな要因が絡んで神経痛は起きるものです。

 幸い、そのストレスは緩和され、約三ヶ月前からその症状は出なくなりました。

 これを機にこの方は、健康状態をもっと良くできないかと考え、当施術室にいらっしゃいました。

 僕は、左側の首の筋肉が一時的に強く張ったか、もしくは、だ液腺(だ液を出す組織)やリンパ節が炎症を起こしたため、そういう症状が出たのではないかと考えました。(その時に、その部分の神経が痛みを感じるでしょうから、「神経痛」と言えば「神経痛」です…)

 そして、僕にできることとして、首周辺の筋肉や関節の状態を良くすることで、血液・リンパ液の流れと神経の働きを良くし、症状の予防に一役買えるのではないかと思いました。

 触ってみると、やはり首周辺が硬くなっていましたので、それをやわらげ、ゆがみを整えました。

 初回は30分で、首、それから顎、頭を施術しました。

 二回目からは、「O脚が気になる」とのことで、足への施術も加え、60分の施術をおこないました。

 月に平均2回ぐらいの頻度で、現在までに9回来室され、初回から約4ヶ月が経ちました。

 現在、首はやわらかくなり、症状も出ていません。

 O脚も、最初は指2本分ほどあった膝と膝の間隔が、現在は0~0.5本くらいの間隔になりました。

腰の下の方~お尻の上の方にかけての痛み

 ある方の施術例をご紹介します。

 主訴は、腰の下の方からお尻の上の方にかけての痛み。

 もともとその辺りが良くないようなのですが、一週間ほど前から痛みが強くなり困っているとのことでした。

 他に、ふくらはぎの疲れと肩こりも気になるそうです。

 ご本人の希望で、30分で施術をすることになりました。

 優先順位をつけて、骨盤部と腰の骨に時間を割きます。あと、ふくらはぎと肩周辺を、時間の許す限り施術。

 初回施術後、この方はいらっしゃいませんでした。

 そういうとき、良くなって施術が必要なくなったから来ないか、施術効果がないと判断したために来ないか、という二つの可能性が考えられます。

 施術者としては前者であって欲しいものですが、僕も神様ではありませんので、後者のような方も一定数おられるはずだとは、十分承知しています。

 オステオパシーの施術は基本的に、どんな状況の方でも「より良い」状態にすることができる方法ですので、もう二度と来ないというのは、やはり「効果なかったのかな」とも考えてしまいますが・・・。

 ところがこの方は、3ヶ月後にまたいらっしゃいました。

 お話をうかがうと、初回の施術以来、ずっと調子が良かったそうなのです。

 2回目は、違うところが気になるとのことで、違う部位への施術をしました。

 この方のように、急に痛みが強まった場合は、一回施術しただけで良くなってしまうこともあるのです。

首から右手にかけての神経痛

 夏になると首から右手にかけて神経痛が出る、という症状でいらっしゃった方の施術例です。

 しかしうちにいらした時は、メンテナンスのために週に1、2回はりに行っていたにも関わらず、治らないので困っているとのことでした。

 また、整形外科でX線撮影をしたところによると、「頸椎(「けいつい」と読む。首の骨のこと)同士の間隔がつまっているため、神経痛が出るのではないか」と言われたそうです。

 初回、胸椎(背中の骨)、頸椎、左肩、右上肢(右手全体)をやわらげました。施術時間は60分でした。

 2回目は2日後に来室。痛みは40パーセント程度やわらいだとのことで、さらに同じ部位を施術しました。同じく時間は60分。

 3回目は間隔を延ばし、5日後に来室。さらに症状はやわらいだとのことです。4日前から右下腰部が痛いとのことで、この時は施術部位を変更し、骨盤と背骨全体(腰から首まで)を施術しました。同じく時間は60分。

 計3回の施術で、以来来室はありません。

 さて、この方は、なぜ夏になるとそういう症状が出るのでしょう。

 正直、「これだ」というはっきりとした理由はわかりません。

「冷房の使用など、いろいろな条件が重なってそうなるのでしょう」としか言えません。

 しかし、それでも施術に効果はあったようです。

変形性股関節症

 寛骨(骨盤の骨)と大腿骨(太ももの骨)が接合する部分を、股関節といいます。

 股関節は、臼に球が入り込んでいるような構造で、可動範囲がとても大きい部分です。

 その股関節部分の骨が減ってしまい、痛みが出たり、動きに制限が出たりする症状を、変形性股関節症といいます。

 現在、複数名の方が、この変形性股関節症のため、定期的に来室されています。

 定期的に施術をすることにより、

①痛みが軽くなった
②股関節の可動範囲が増え、日常生活がしやすくなった

といった効果が現れています。

 進行が進んだ場合、外科手術をするという選択もあります。

 しかし、手術によるリスクを負いたくない、年齢的に手術はもうしたくない、長期休養できない生活環境がある、などの理由で、手術よりもオステオパシーの施術を受ける、という選択もあります。

 人それぞれ色々な状況がありますので、どちらが良いとは一概には言えません。

 しかし、当施術室でも何らかのご協力ができると思いますので、選択肢の一つとして、よろしければご検討下さい。

 ちなみに、手術をしてもどうも調子が良くないという方にも、おすすめです。

首・肩こり、頭痛、左肘・腕の痛み

 主に、首・肩のこり、それに伴う頭痛、を訴えていらした方の施術例です。

 施術時間は60分。肩甲骨周辺や下腰部(腰の下の方)にも症状があったので、初回は脊柱全体(腰から首の骨)と、両肩、頭の骨を施術しました。

 2回目は4日後に来室。

 下腰部がとても楽になった、とのこと。首周辺は、楽にはなってるがまだ残る、とのことでした。

「そういえば、4、5ヶ月前から、左肘の外側が痛い」というお話をうかがったのもあり、2回目は、左上肢(左肩から手まで)と右肩、首から背中の骨、頭の骨を施術しました。

 時間は同じく60分で、この方は今後もずっと60分です。

 3回目は2週間後に来室。

 この時点で、首周辺はあまり気にならない程度になりました。肘は、多少良いそうです。

 3回目、その2週間後の4回目は、2回目と同じ部位を施術しました。

 その2週間後の5回目にいらしたときに、肘の症状に変化がありました。

 上腕から前腕にかけての、前側・外側が痛くなったそうです。何かすると痛いのと、寝起きは何もしなくても痛い、とのことでした。

 痛む部位・痛み方が変化したわけです。

 何かの条件が変化して調子が変わったのでしょうが、とりあえず、前回と同じ施術をしました。

 その2週間後にいらしたときには、左腕は気にならなくなっていました。他にも気になるところはないそうです。

 しかし念のため前回と同じ部位を施術し、左腕をより良くしました。

 次は3週間後に来室されました。

 左腕は同じく平気でした。

 1週間ぐらい前から右の仙腸関節(尾てい骨と骨盤の関節)周辺に痛みがあるのと、2・3日前から肩こりがあるとのことでした。

 腕の施術はやめ、主に脊柱全体と骨盤部を施術しました。

 次も3週間後です。

 仙腸関節の痛みは消えました。ひどくはないけど、しいていうなら首や肩がこるそうです。

 前回と同じ部位を施術しました。

 以後、施術の間隔がさらに延び、現在は月に1回ぐらいの頻度で来ていただいています。

 基本的には全体に調子が良くなりましたが、1ヶ月の間に多少首や肩のこりを感じることがあるそうです。

腰痛、もも裏の筋肉の痛み、ふくらはぎがつる

 ある方の施術例です。

①腰痛
②右もも裏の筋肉、正確には「右外側ハムストリングス(もも裏の筋肉の一種)の腱(筋肉が骨とくっつく部分で硬くなっている)」の痛み。左の同じところにもたまに出る。
③左右のふくらはぎがつるときがある

 という症状でいらっしゃいました。

 ちなみに肩こりもあったのですが、この①から③の症状は関連性が大きいため、今回は肩こりだけを分けて考えて、その記述は省略させていただきます。

 毎回、腰骨、骨盤、足全体への施術をしました。

(肩こりへの対処も含めて)施術時間は60分。

 最初の1ヶ月ぐらいは週に1回、以後は2週間に1回ぐらいのペースで施術を続け、3ヶ月半ぐらい経つと、①から③の症状はほぼ気にならなくなりました。

 最初、筋肉のはりが強く、施術の圧が少し強まるとすぐに筋肉が収縮(緊張)する、いわば「体がとても緊張した」状態でした。

 腰から足には神経が延びていますので、腰の悪さがその神経の働きを悪くして、筋肉の緊張、痛み、つりやすさといった影響を与えていたと思います。

 なるべく筋肉を収縮(緊張)させないように、ゆっくりと、軽い圧を用いて施術をしていきました。

 結果、足腰がだんだんとやわらかくなってきて、筋肉が収縮(緊張)しやすい状態も静まり、痛みなどの症状も鎮まってきました。

目の焦点が合わず物が二重に見える

「目の焦点が合わず物が二重に見える」という主訴でいらっしゃった方の施術例です。

 医者にもすでにかかっていて、特別な異常は発見されずに、うちにいらっしゃいました。

 ご本人の感覚として、目の奥が疲れてこっている気がするのと、首から肩にかけてのこりがあるので、それが目に影響しているのではないか、と考えていらっしゃったそうです。

 目の症状は片目だけに出ていたのですが、こりもそちら側が強いそうです。

 僕の狙いとしてもその通りで、首や肩をやわらげることで血液や神経の働きが良くなれば、いい影響が出るのではないかと考えました。

 また、オステオパシーには頭の骨への施術があるのですが、頭の骨と骨の間(頭の骨は一つではなく、複数の骨が組み合わさっています)から視神経が出ていますので、視神経の働きの改善を狙い、その部位への施術もおこなうことにしました。

 施術時間は90分いただきました。

 基本的に、背骨全体、手足、頭や顎の骨と、体全体への施術をおこないました。

 体はつながっていますので、自覚がなくても悪い部位があって、それが他の部位に悪影響を与えることがあります。

 ですから、広範囲に施術できるとより効果的なのです。

 基本的に全身をやり、特に、背骨、骨盤、肩、股関節、頭と顎―つまり体の中心部分を、より丁寧に施術しました。

 この施術を週に1回のペースで6回ほど続けました。

 初回施術後から改善した感じがあり、6回目にいらっしゃったときには、だいぶ良くなりました。

 医者には、何ヶ月か経てば自然に治るだろう、とは言われていたそうですが、オステオパシーの施術によって、より早く、より良くできたかな、と思っています。

股関節の後側の痛み

 歩いていると、右のお尻の、股関節の後ろあたりに鈍痛が出て、足が前に出にくくなってくる、という訴えでいらっしゃった方の施術例です。

 一年近く前からその症状があり、病院にも行ったのですが、これといった対処法もなかったそうです。

 僕はいつも、「様々な要因が複雑に絡み合って日々変化しているのが人体なので、痛みの原因を一つに特定するのは難しい」と思っています。

 この方に対しても同じで、とりあえず施術をし、股関節周辺を含めた体の機能を高めることにしました。

 腰の骨から足にかけて走っている神経にもいい影響を与えるため、背中の骨の下の方から腰の骨にかけてと、股関節も含めた左右の足全体を施術することにしました。

 施術時間は60分。週に1回のペースで施術をしていきました。

 当初、やはり腰や股関節はかたさが強く、途中、股関節をやわらげる運動の指導もさせていただきました。

 初回から少しずつ変化があり、日によって波はあるものの、基本的傾向として痛みは段々軽くなっていきました。

 そして初回から3ヶ月を過ぎた頃、その方がおっしゃいました。

「今週はとても調子がよかったです。まるで、外れてた骨が元に戻ったみたいで、いくらでも歩けそうです」

 実際には外れてた骨が元に戻ったわけではないのですが、急に痛みが「消えた」ような変化があったそうです。

 笑顔でそう言われ、こちらも嬉しくなりました。

 その急変については、僕には理由がわかりません。特別な施術をしたわけではないからです。

 ただ、基本的には良くなってきていましたので、色々な要因が重なって、ある時を境に急に痛みが減ったのでしょう。

 次の週にいらっしゃたときにも状態は変わらず好調で、そこで施術を止めるか、徐々に施術頻度を減らしていくかという選択肢をご提案しましたが、その方は後者を選ばれました。

よその施術を受けたら不具合がでた

 ある方の施術例です。

 この方は、具合が悪くなった時にたまにいらっしゃっている方なのですが、この度は、「温泉に行ってマッサージを受けたら、腰が痛くなったのと、骨盤がゆがんだみたいな違和感が現れた」という訴えでいらっしゃいました。

 たまにこういうケースがあるので、今回ご紹介してみます。

 僕はいつもと変わらず、悪いところを見つけて順番に施術をしていきました。

 やはり、腰、骨盤は悪く、それをやわらげると軽くなったようで、この方にも「治った」とおっしゃっていただきました。

 さて、施術後にもっとお話を聞いてみたところ、「背中が丸いと言われて、背中をグイグイ押された。骨盤がゆがんでいると言われ、同じくグイグイ押された。とても強い力で、終わったら痛くなった」そうです。

 実は、患者さんが「施術のせいで痛くなった」と訴えたとしても、他の要因が影響している可能性もゼロではないので、施術との因果関係というのは、よく考える必要があります。

 しかし、最後に聞いたお話から判断すると、どうもこの方の場合は、施術によって悪くなった可能性が高そうでした。

 オステオパシーなどの手技療法の施術は、まず「検査」をします。

 どこがどういうふうに悪くなっているかを判断し、そして、それを直すための施術をします。

 力加減は、強ければいいとか、弱ければいいというものではなく、「悪いところが良くなる」ように、力を加えなくてはいけません。

 そしてそれが終わると、再検査をして、良くなったことを確認することも欠かせません。

 こんな作業を繰り返していくのが、施術というものなのです。

 どうもお話をうかがう限り、温泉でこの方に施術をした人は、検査もちゃんとせず、「力は強い方が気持ちいいだろう」ぐらいに考え、再検査をして状態の変化を確認することもなかったと思われます。

 結果として、腰や骨盤が余計にかたくなり、ゆがみも増したのではないでしょうか。

 まあ、これは推測の域を出ませんが…。

 施術の反応は人それぞれなので、結果が術者にも読めないことは、多々あります。

 しかし、丁寧に、慎重に施術をすることによって、このようなケースは防ぐことができます。

 僕も、気を引き締めようと思いました。

便秘

 ある方の施術例です。

 もともと他の症状でいらっしゃった方なのですが、そちらが一段落したところで、こういう話をうかがいました。

「腸をマッサージすると免疫力が上がると、テレビでやっていた」

―その時に、「オステオパシーには、『内蔵マニピュレーション』という直接臓器にアプローチする方法がある」とお話ししたところ、それをやって欲しいとおっしゃられたので、その施術をすることにしました。

 テレビでの話を考慮して、小腸から大腸への施術をすることしました。

 加えて、腸に対してより良い影響を与えるため、腰への施術もすることにしました。

 次にいらっしゃったときにうかがうと、腸へのアプローチはとても良かったそうです。

 便通が良くなったそうなのです。

 以後、この方への施術には、腸への施術を加えることにしました。

 最近は、腸を含めた腹部が段々とやわらかくなっているのを、僕も感じています。

 さて、この方のように直接「腸」を施術しなくても、施術を受けて便通が良くなったという声は、結構うかがいます。

 筋骨格系がやわらぎ、体のバランス、血液の流れ、神経の働きが良くなることで、腸の働きにもいい影響があるのでしょう。

 さらにこの方のように、腸を直接施術することで、より良い影響があると思います。

 便秘でお悩みの方は、ぜひ一度オステオパシーの施術をお試しください。

 ちなみに、免疫力というのは、いろいろな要因によって常に変化しています。

 腸へのマッサージがそれに良い影響を与えることはあると思いますが、「腸をマッサージすると免疫力が上がる」という言い回しは、誤解を招く表現というか、不正確な表現というか、つまりは、番組を盛り上げるための大げさな表現だと言えると思います。

 それだけが全てではないということです。

 この方には、それをご説明の上、腸への施術をさせていただきました。

2015年8月7日金曜日

ぎっくり腰の経験があり不安

 当時、特にこれといった自覚症状がなく来室された方の施術例です。

 ただし、お話をうかがってみると、ぎっくり腰の経験があり、腰に不安があるとおっしゃっていました。

 また、全体に疲れている、ともおっしゃっていました。

 体というのは、良いか悪いかの2つに1つではありません。

 病気と健康というのは、人間が勝手に基準を作って分類しているだけであり、体はつねに変化していて、それらを明確に二分することはできないものなのです。

 骨や筋肉の問題もそうです。

 関節が「ゆがんでいるか、いないか」でもなく、筋肉が「かたいか、かたくないか」でもありません。

 どの程度良いか、どの程度悪いか、が問題なのです。

 ですから、この方のように、特に自覚症状がない方でも施術をすると効果があります。

 施術にメリットを感じ、毎回60分で平均週に1回来ていただいたこの方も、だんだんと状態が良くなっていきました。

 初回は広く浅くほぼ全身の施術をしたのですが、2回目からは足腰と肩に絞って施術をしていきました。

 丸まり気味だった腰が伸びるようになり、肩が動くようになってバンザイがしやすくなりました。

 足もやわらかくなりました。

 こうなると、今後再びぎっくり腰になる可能性も下がります。

 また、特別自覚症状がないとおっしゃっていましたが、施術を終えるとやはり、体が楽になるともおっしゃっていただきました。

(自覚がないレベルでも)相対的に悪いところを施術する事により、体がより良い状態になり、そう感じたのでしょう。

 こんな目的で施術にいらっしゃる方も、決して珍しくありません。