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2022年4月24日日曜日

変形性膝関節症

 変形性膝関節症(病院で診断)で痛みが出る時がある、といらっしゃった方の施術例です。

 加齢を主な原因として膝関節の軟骨がすり減ってきて、やがて骨にも変形が起こり、痛みや腫れなどを伴う病気です。


 残念ながら、オステオパシーの施術によって軟骨や骨の変形を元に戻すことはできないでしょう。

 しかし、痛みや腫れなどの症状には、軟骨・骨周辺の、関節包・靭帯・筋肉といった組織の状態が大きく影響しているように思えます。ですからそれらをやわらげることで、関節の動きが滑らかになり、痛みや腫れがやわらぐこともあるのです。

 また、膝は膝だけで動いているのではありません。股関節や足首、もっと離れたところですと背骨などとも連動して動いています。ですからそれらの部分の動きに問題があると、膝への負荷が増し、軟骨や骨の変形を促しやすいのではないかと考えられます。そして逆に、それらの動きを良くすることで、膝にも良い影響を与えられるのではないでしょうか。


 毎回、約60分コースで、膝、足全体、腰の順に優先して時間を使い、首までの施術をするのを基本的なパターンとしました。

 状態に合わせて2週間~1か月に1回程度の間隔で来ていただき、また他の部分の状態によっては、施術部位を多少変化させます。

 その結果、良い状態を保てているとおっしゃっていただいています。何かのきっかけがあってたまに痛みが出ることもあるのですが、施術後にはまた痛くなくなるようです。

 また、背筋が伸びた、ともおっしゃっています。前述のように体は連動して動いていますので、膝の状態と背骨の状態がともに良くなることで、背筋も伸びたのだと思われます。


 前述のとおり、軟骨や骨の変形自体を元に戻すことはできないと思うのですが、このような形でお役に立てるとも思いますので、変形性膝関節症でお困りの方は、一度オステオパシーをお試しになってみてはいかがでしょうか。

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