今回は、特定の方の施術例ではなく、パーキンソン病の方への施術一般について書きます。
脳の特定部分の働きが悪くなり、手足が震え、筋肉が硬くなり、動作が遅くなる、といった症状が出るのが、パーキンソン病です。
また、パーキンソン病とは違う原因で同じような症状が出ることもあり、その場合は「パーキンソン症候群」と呼ばれます。
ともに、神経内科で診てもらうものです。
オステオパシーで、「パーキンソン病が治る」「必ず効く」などとは申し上げられません。
しかし、施術を受けることに何らかのメリットを感じ、続けて来られる方は、決して珍しくありません。
筋肉や関節をやわらげますので、体が軽くなったり、姿勢がよくなったり、動きやすくなったり、といった変化が望めます。
また、どうしてパーキンソン病になってしまうかは解明されておらず、症状を薬で抑えるのが現在の一般的な対処法のようですが、「筋骨格系など体の構造を整えることで、体全体の機能を良くする」ことを目的とするオステオパシーの施術は、そういった別の視点からのメリットがありそうです。
病気の原因を抑制するのではなく、体の機能を高めることでそれに勝とう、という考え方です。
リスクはないでしょうし、いらっしゃる方も珍しくありません。
もしよろしければ、選択肢の1つとしてご検討ください。