*個人が特定できないよう加工した情報ですが、「これは自分かもしれない、公開はやめてほしい」という方がいらっしゃいましたら、「当ブログへのメールはこちらから」またはメインサイトの「営業時間・連絡先」よりご連絡ください。すぐに対応させていただきます

2021年12月5日日曜日

背中から腰が全体的にはる

  背中から腰が全体的にはる、といらっしゃった方の施術例です。胴体の背面全体ということですね。

 約30分コースをご希望でしたので、部位を絞って施術をしました。

 最優先はやはり背中から腰で、そこに一番時間をかけます。

 そして残った時間で、肩の周りもさせていただきました。

 腕が動くときには胴体も微妙に動きます。そして、腕の付け根から背中や腰に延びている筋肉もあります。それらの点から、肩周辺というのは胴体に強く影響する部分だといえます。

 施術後は、ずいぶん楽になったとおっしゃっていただきました。

 そして週に1回ぐらいの施術を繰り返し、約2週間空けて5回目に来たいただいた時には、「調子が良い状態が続いている」とおっしゃっていただきました。


 オステオパシーには『身体は1つの単位である。ひとりの人間とは、身体、心、および精神の単位である』という考え方があります。

 体もつながっている、心もつながっているということで、広い視野からその人を見なければいけない、という教えです。

 これは僕の経験上も納得できますし、現代の一般的医学で考えても当然だといえる考え方でしょう。

 基本的に、気になるところはもちろん施術をします。しかし、もっと広い視野でその人全体を見ることで、より効果的な施術ができるのではないかと思っています。

2021年11月18日木曜日

腰痛であお向けやうつ伏せになれない

 腰が痛くて、あお向けやうつ伏せになれない、といらっしゃった方の施術例です。

 こういう方の場合、横向けで施術をする場合もありますし、クッション類を敷いて仰向けやうつ伏せになっていただいて施術をする場合もあります。

 どちらにせよ、腰が丸まって伸びなく(反れなく)なっていて、そのために伸ばそうとすると痛みが出るのだと思われます。

 ですから、横向きになっていただくか、クッションを敷いて腰が伸びないようにすることで、痛みがない状態で施術をできるのです。


 この方の場合、施術をしている途中から徐々に痛みが軽くなってきました。姿勢を変えていただく度に、さっきより痛くない、おっしゃっていたのです。

 約60分のコースで、腰を中心に背骨全体と、他手足に痛い部分があったのでそちらも施術しました。

 お帰りの際には、「ずいぶん軽くなり、腰が伸ばせる」とおっしゃっていただきました。

 なお、約2週間後にまたいらっしゃったのですが、その際は仰向けにもうつ伏せにもなれる状態でした。

2021年10月17日日曜日

全身をやわらげたい―個別運動指導

  体が全体的にかたいのでやわらげたい、という目的で「個別運動指導」をお申込みいただいた方の例です。

 オステオパシーの施術によっても拝見している方だったのですが、運動する習慣があるため、ある程度の筋力や心肺機能はあるように思えました。

 しかし体がかたいので、それをメンテナンスする方法を知りたい、とのことでした。


 約60分コースをお申込みいただき、体幹と四肢(手足全体)のストレッチをお教えしました。

 ストレッチはいろいろな方法がありますが、各部位をいろいろな方向に動かすこと、特に道具が必要ないこと、ご自身の体に合う方法であること、などを考慮しました。

 僕が実演し、その方がそれをスマホで撮影。

 その後実際にやっていただき、それに対して必要ならばアドバイス。

 その後はスマホの動画を参考に、ご自宅でもやってみる。

 という流れです。


 現在、個人利用にとどめ他者への配布・一般公開はしない、という条件で写真や動画の撮影もしていただいています。もちろんしなくてもよいですし、メモを取る方もいらっしゃいます。

 運動の方法はいろいろありますが、皆様それぞれに合わせた方法をご指導していますので、何かありましたらいつでもご相談ください。

2021年9月18日土曜日

足首の動きがとても悪い

 今回は個別の施術例ではなく一般的なお話です。

 足首の動きがかたい、という方がいらっしゃいます。

 日常生活に不自由がない程度にかたかったり、左右を比べて差があったりするのは、決して珍しいことではありません。当施術室でもそういう方々への施術を日常的におこなっています。

 ところが、足首の動きがとても悪い(かたい)方もいらっしゃいます。

 ちなみにそれは個人的に、原因として以下の2パターンが考えられるのではないかと思っています。

  • 捻挫や骨折の経験があり、それが治る過程で足首の筋肉や靭帯などがかたくなってしまった
  • 加齢などの影響で足首の軟骨や骨が(背骨や膝などと同様に)擦り減ってしまった

 以上のような状況ですと非常にかたくなってしまい、痛みが出る、正座ができない、くつやスリッパを履いて歩きづらい、などの支障が出る場合があります。


 しかしながら僕の経験上、オステオパシーの施術でそれらがやわらぐことは珍しくありません。定期的に施術をしている方ですと、最初と比べて見違えてやわらかくなることもあります。

 残念ながら軟骨や骨の擦り減りを修復することはできませんが、それでも一定以上動きを改善することは可能です。おそらく軟骨や骨の擦り減りとともに、周囲の筋肉や靭帯などがかたくなっているため、それをやわらげることで動きも改善するのだと思います。

 足首は、すねの骨直下の関節は比較的動く範囲が大きいのですが、その先には石ころのような骨が集まってかたまりとなっていて、その1つ1つが微小な動きをしています。そしてオステオパシーには、それらすべての関節を1つ1つ丁寧にやわらげる施術法があります。

 足首の動きがとても悪い方、そしてそれに伴う困りごとがある方は、ぜひ一度オステオパシーの施術をお試しください。

2021年8月17日火曜日

頭痛薬が効かない―頭痛、不眠、肩こり

 頭痛、そして不眠や肩こりも訴えていらっしゃった方の施術例です。

 頭痛薬が効かない、とのことでした。

 オステオパシーには頭蓋骨への施術もあるのですが、この度はそれを用いることにしました。

 約30分コースをご希望で、頭蓋骨、首、背中の上部、肩の施術をさせていただきました。

 背中や方から頭にかけて連結している筋肉もありますので、そのあたり全体を一通りやわらげる目的です。

 施術の途中から段々と症状がやわらいでいったようで、終わる頃には「ずいぶんと軽くなった」と言っていただき、笑顔でお帰りになりました。

 不眠に関しては今後寝てみないとわからないでしょうが、その他に関しては軽くなったようです。

 また個人的に、施術が自律神経の働きに作用することで、不眠にも何らかの良い影響はあると思います(施術中に眠ってしまう方は多いです)。

 この件だけでなく、どこかの調子が悪くなるといらっしゃる方なので、その後の経過はわかりません。ただしいつも、一定以上満足はしていただいているのだと思います。


 頭痛、そして不眠も肩こりも、生活習慣や心理的ストレスなど、いろいろな要因によって引き起こされます。

 薬が効かないケースもあるでしょうが、そういったときの代替案として、オステオパシーもご検討ください。

2021年7月16日金曜日

何だか調子が悪い(首・肩こり、頭が重い、呼吸しづらい・体がゆがんでる感覚など)

 オステオパシーの観点から拝見すると、痛みなどの自覚がなくても悪いところというのは、誰しもあるものです。

 そして、その強弱によって自覚されるか否かが決まるのだと思うのですが…、しかし、はっきり自覚がなくても「何だか調子が悪い」と感じるケースも多いのではないでしょうか。

 今回ご紹介するのは、そんな方の施術例です。

 ご本人の自覚としては、首・肩こり、頭が重い、呼吸しづらい、体がゆがんでる感覚などをお話ししていただきましたが、どうもそれぞれは明確ではないようで、話を総合すると、「何だか調子が悪い」ということになるようでした。


 初回は約30分コースをお選びいただき、首・肩・頭の施術をさせていただきました。

 そして、それによって施術した部位が軽くなったとおっしゃっていただき、次は約120分コースをお選びいただき、全身の施術をさせていただきました。

 これにより、「オステオパシーで全身が楽になる」と感じていただいたようで、その後は不定期に、調子の悪い時に来ていただいています。

 来て施術を受けると、「体が軽くなり、バランスが良くなる」と評価していただいているようです。


 冒頭の通りに、「何だか調子が悪い」という方にもオステオパシーはおすすめです。自覚の有無にかかわらず、その時点で悪い部分に施術をすることで、体全体が軽くなると思うのです。

2021年6月18日金曜日

妊娠中などうつ伏せになれない方の施術

 今回は、個別の施術例ではなく一般的なお話です。

 当施術室では、うつ伏せ(お腹が床方向)になっていただいたり、あお向け(お腹が天井方向)になっていただいたりして施術をします。

 ところが、妊娠中の方の他、うつ伏せになると息苦しい、顔に外傷がある、お腹が圧迫されて苦しい、などの理由でうつ伏せになるのが難しい方もいらっしゃいます。

 では、その場合は施術お断りしているかというと…、そうではありません。


 オステオパシーの特徴の1つとして、様々な技術があるという点が挙げられます。

 同じ部位の施術でも、あお向け、うつ伏せ、横向け、座位、と各ポジションでの施術方法があります(それが不可能な部位もありますが)。

 またポジションだけでなく、力加減や動きの大きさなどの異なる様々なテクニックを用いて、施術ができます。

 ですから、たとえうつ伏せが難しい方でも、代わりに横向けや座位での施術をすることで、同じ目的を果たすことが可能なのです。


「うつ伏せになれないから施術は受けられない」ということはありませんので、どうぞ気軽にご相談ください。

2021年5月16日日曜日

背骨のゆがみ、腰から背中の痛み

 背骨のゆがみが気になり、腰から背中にかけて痛みが出る、といらっしゃった方の施術例です。


 一般的に「背骨のゆがみ」といいますが、これは、骨が(脱臼のように)ずれているというわけではありません。

 本来、右にも左にもバランスよく動くはずの背骨が、かたくなってしまい、動きが悪くなります。

 そして、「右にはよく動くけど、左には動かない」など、その動きに左右の偏りが生じた時に、位置も偏ったままになります。

 これがいわゆる、「ゆがみ」の仕組みです。

 ですから正確には、「ゆがみ」ではなく「ゆがんでかたくなった状態」だといえるのです。

 そして、ゆがんでかたくなった背骨は、筋肉などの周辺組織もかたくなっていますし、血液の流れや神経の働きなども悪くなります。

 ですからこの方のように、いわゆる「ゆがみ」と「痛み」が同時に現れることは、決して珍しくはないのです。


 施術としてはやはり、そのゆがみ(正確にはかたさとゆがみ)をやわらげていきます。

 約60分コースを選んでいただき、(ここでは記述を省きますが)足にも気になることがおありでしたので、背骨全体から足全体を施術させていただきました。

 足の問題が背骨の問題と影響し合うこともありますので、その点もちょうどよかったかもしれません。また、痛みのある腰と背中に関しては、より細かく施術をしました。

 初回の施術後に、痛みがとても軽くなったとおっしゃっていただきました。また僕から見ても、最初は一見して体がゆがんでいるのがわかったのですが、施術後にはそれも整ったと思いました。

 ちなみに年齢の若い方でしたので、施術の反応もよかったのだと思います。


 その後、週に約1回ぐらいのペースで2か月ほど来ていただきました。仕事の疲れで痛みが出ることもありますが、最初ほどの痛みではなく、痛む範囲も狭まっていました。そして施術後はいつも、軽いとおっしゃっていました。

 またゆがみも、改善・安定傾向にあったと思います。 

2021年4月4日日曜日

上殿部(お尻の上の方)の痛み

 片側の、お尻の上の方が痛い、といらっしゃった方の施術例です。

 そのあたりは一般的に、「腰」と呼ばれることも多いです。しかし解剖学では「上殿部」と呼びます。もちろんそれは単なる言葉の定義ですので、話が通じればどちらでもよいのですが…。

 ちなみにこの方は、左右の足の長さがそろっていない感覚もある、とおっしゃっていました。


 施術は、常に約60分コースでさせていただきました。初回は、腰と殿部にもっとも時間を割きながら、足全体と、上は首の方まで施術させていただきました。

 やはり、腰・殿部にはゆがみ・硬さがありました。それとともに、足全体を含めてできるだけ広範囲に、体全体のバランスを整えました。


 約1週間後の2回目。痛みが軽くなり、足の長さもそろった感覚があるとおっしゃっていました。 


 その約1週間後の3回目にいらっしゃったときには、上殿部の痛みはほぼないとおっしゃっていました。


 その後、その痛みが消えると肩こりや背中も気になるとおっしゃっていたので、施術部位を変えながら、およそ週に1回、約60分コースの施術を8回ほど続け、その方はいらっしゃらなくなりました。


 そしてさらにその後、およそ1年ぶりにお見えになった時に、腰も肩も背中も、ずっと調子が良かったとおっしゃっていました。お役に立てたようでよかったです。

2021年3月5日金曜日

便秘だったが翌日便通があった

 健康管理のため定期的に通っていただいている方の、ある日の施術例です。

 事情があって普段飲まない薬を飲んでいたせいなのか、最近便秘気味だとおっしゃっていました。

 そこで、オステオパシーにはお腹の表面から直接腸をやわらげる施術があるとお話ししたところ、受けてみたいと言われました。

 そして普段より30分ほど余分に時間をいただきましたので、その分を腸、それから頭への施術などに回しました。 

 腸は直接刺激して、その筋肉をやわらげ、血流を良くし、排便を促す狙いです。

 頭は「神経系のボス」といった存在なので、それをやわらげることで、排便を促す自律神経など、神経系全般の働きを良くしようという狙いです。

 またこの方の場合、もともと腰や骨盤の施術もおこなっていましたので、それも腸に良い影響があると思います。


 次の回にいらっしゃったときにうかがいましたら…、

「薬を飲むのをやめたので今は便秘はおさまっている。ただ、前回ここへ来た次の朝にすぐに便通があったので、効果に驚いています」

とおっしゃっていただきました。

 お役に立てたようで良かったです(^^)

 便通の具合はいろいろな要因によって左右されますので、オステオパシーによる影響がどの程度あるのか正確にはわかりません。しかし、施術後便通がよくなったというお声を聞くことは珍しくありませんので、お困りの方はぜひ一度、オステオパシーを受けてみてください。

2021年2月12日金曜日

背中の痛み、不定期の施術

 不定期に、背中が痛い、といらっしゃる方の施術例です。

 いらっしゃるときは大体、約90分コースをご希望されます。

 約90分コースですとほぼ全身を施術できるのですが、拝見すると、やはり背中周辺はかたくなっていることが多いです。

 しかし、背骨、あばら骨、肩甲骨、肩関節などをやわらげることにより、その都度痛みも軽くなるようです。施術中に、背中の筋肉に血が巡ってくるのがわかるとおっしゃっています。

 背中が痛い場合、やはり背骨やあばら骨の問題が痛みへの影響としては大きいのと思うのですが、肩や腕の動きも背中の動きと連動していますので、そちらもしっかりやわらげることが重要ではないかと僕は思っています。


 この方は不定期にいらっしゃるのですが、短い間隔で頻繁に来ていただくと、比較的状態は良いようです。施術をしていて僕もそう思いますし、頻繁に来ていただいているときは背すじも伸びているようにも見えます。

 一方で、ある程度間隔が空くと、やはり状態は悪くなるようです。お仕事など生活習慣上、どうしても背中に問題が起きる傾向があるのでしょう。

 しかしそれぞれご都合があるでしょうから、この方のように不定期で、間隔を空けてたまに来ていただいても、短い間隔で頻繁に来ていただいても、こちらとしてはどちらでもかまいません。

 どちらにせよ、お役に立てているようで幸いです。

2021年1月16日土曜日

首が回りづらい

 主に、肩がこり、首が回りづらい、といらっしゃった方の施術例です。

 初回は約30分コースをご希望で、お尻の痛みも多少気になるとのことでしたので、首・肩と、腰、お尻・股関節の施術をしました。

 約2週間後に2回目の来室。とても軽くなったそうで、辛さは半減したとのことでした。

 2回目は約60分コースをご希望で、首から腰まで背骨全体、肩の周り、お尻・股関節の周りと、体の中心部を全体的に施術させていただきました。そして特に、首・肩周りと、お尻・股関節の周りには時間を使いました。

 3回目も約2週間後に来室。段々と良くなっているようで、その約1ヶ月後にいらっしゃった4回目には、「だいぶ良くなった」とおっしゃっていただきました。


 首や肩のこりが蓄積し、首の動きが悪くなってしまう場合があります。自転車や車の運転中に後ろを振り返ることができなくなる人もいて、そうなってしまうと危険でもあります。

 しかしオステオパシーでは、首の関節を1つ1つチェックして、その動きを回復させることが可能です。

 また、背中の骨のかたさや、肩甲骨と首をつなぐ筋肉のかたさが首の動きを妨げている場合もあり、時間の許す限りそれらへの対処もおこないます。

 首が回りづらい方はぜひ一度、オステオパシーをお試しください。