背中から腰が全体的にはる、といらっしゃった方の施術例です。胴体の背面全体ということですね。
約30分コースをご希望でしたので、部位を絞って施術をしました。
最優先はやはり背中から腰で、そこに一番時間をかけます。
そして残った時間で、肩の周りもさせていただきました。
腕が動くときには胴体も微妙に動きます。そして、腕の付け根から背中や腰に延びている筋肉もあります。それらの点から、肩周辺というのは胴体に強く影響する部分だといえます。
施術後は、ずいぶん楽になったとおっしゃっていただきました。
そして週に1回ぐらいの施術を繰り返し、約2週間空けて5回目に来たいただいた時には、「調子が良い状態が続いている」とおっしゃっていただきました。
オステオパシーには『身体は1つの単位である。ひとりの人間とは、身体、心、および精神の単位である』という考え方があります。
体もつながっている、心もつながっているということで、広い視野からその人を見なければいけない、という教えです。
これは僕の経験上も納得できますし、現代の一般的医学で考えても当然だといえる考え方でしょう。
基本的に、気になるところはもちろん施術をします。しかし、もっと広い視野でその人全体を見ることで、より効果的な施術ができるのではないかと思っています。