左右の腰からお尻が痛くて、片脚が短い感覚がある、といらっしゃった方の施術例です。数日前から痛みが強かったそうです。立ち姿を拝見すると、確かに片脚が短いような、体が傾いているようなご様子でした。
「片脚が短い」という現象の原因は、以下の3つだと思います。
- 「解剖学的短下肢」──もともと大腿骨(太ももの骨)が短い、股関節や膝の骨に変形があるなど、骨自体の短さがある
- 体がゆがんでいる──腰や骨盤、膝などの関節にゆがみがあることで、足の着地のしかたが左右不均等になる
- 痛みをかばっている──腰などどこかに比較的強い痛みがあって、それをかばいできるだけ痛くない姿勢をとる結果、片脚が短いような姿勢になる
そしてこの方の場合、腰とお尻が痛くなる前は片脚の短さを感じていなかったようなので、2か3、もしくは2と3両方が、原因だと思われます。
施術は約60分コースをご希望で、腰とお尻に最も時間を割きながら、背骨全体、肩周辺、脚全体の施術をさせていただきました。
そして約2週間後にいらっしゃったときには、だいぶ良い状態だとおっしゃっていました。痛みも片脚の短さも、よくなっていたようです。同じく約60分コースで、より良い状態になるよう同じ部位への施術をさせていただきました。