片方の「顎(がく)関節」(=あごの関節)に痛みと運動制限があっていらっしゃった方の施術例です。
何年か前にあごに強い衝撃を受け、その後、整形外科で顎関節を整復してもらったのですが、痛みや運動制限(口をうまく開けられない)がずっと続いていたそうです。
うちにいらっしゃるまでの間に、整形外科、歯科、口腔外科、接骨院、鍼灸院、などにも通ったそうですが、良くならなかったとのことです。
初回、約30分コース。あごを含めた頭全体、首、肩甲骨を主に施術させていただきました。
拝見しますと、あごの関節もそうなのですが、首や肩甲骨周辺にも強い問題がありました。このあたりも、あごと相互に影響し合っていたのだと思います。
ご本人によると、初回の施術後に明らかに軽くなったそうです。
2回目以降、一度違う部位を施術したことがありましたが、結局最初と同じ部位を施術し続けながら、定期的に来ていただきました。
週に2回ぐらいのペースで約2週間、週に1回ぐらいのペースで約1ヶ月と続け、その頃には、開けられなかった口が開くようになり、痛みもやわらいできました。
後戻りしたような時もありましたが、長い目で見ると、状態はどんどん良くなっていったのです。
そして、2週に1回、月に1回と、段々と施術の間隔を延ばしていきました。
間隔を1ヶ月あけていらっしゃっても、「ちょっとかたい感じはするが痛みはない」といった状況で、なかなか良い状態を保てていました。
結果的に、初回と比べると見違えるような状態になったのです。
オステオパシーには、頭やあごを施術するテクニックがあります。また、あごの症状には首など他の部位が影響を及ぼしている場合もあり、そういった部分も施術いたします。
もしあごの調子の悪い方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。