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2023年7月21日金曜日

両膝が痛い

  両膝が痛い、といらっしゃた方の施術例です。他、体全体のゆがみも気になるとのことでした。

 整形外科でX線撮影をしたところ、「膝の軟骨がすり減ってるようだ」といわれたそうです。ただし、軟骨はX線には映りませんので、膝関節の骨と骨の隙間が小さくなっていて、そこから軟骨がすり減っていると推測されたのだと思います。


 初回は約90分コースをご希望で、膝を含めた脚全体、腕全体、背骨、頭と、全体的に施術をしました。

 経験的に、膝に痛みのある方は、膝自体にももちろん問題があるのですが、股関節や、反対側の脚にも問題があることが多いようです。

「右の股関節はあちらの方向にゆがんでいる、左の股関節はこちらの方向に歪んでいる、そして膝も…」という具合に、左右の脚全体が、それぞれ別々のゆがみ方をしているのです。

 体の各部位はつながっていて、お互いに影響を与え合っているということです。

 ですから、広範囲に施術をしてできるだけ体全体のバランスを取ることが重要かと思います。

 そしてこの方の場合、膝は特に時間をかけて細かく施術しました。


 2回目は約1か月後、約60分コースをご希望でした。施術後しばらくよかったが、時間が経ちまた痛くなってきた、とのことでした。

 この時は約60分コースでしたので、脚と腰を重点的に、そして可能な限り上の方まで施術をしました。


 3回目、4回目と、同じく約1か月後、約60分コースでした。

 月に1回ぐらいの頻度だったのですが、4回目にいらっしゃった時には、「初めて来たときよりはだいぶ良い」とおっしゃっていただきました。そしてその時点で悪い部分を施術し、より良い状態にしました。


 なお、たとえ同じように軟骨がすり減っていても、痛みが強く出る場合も、そうでもない場合もあるようです。日によっても違いがあるでしょう。

 周辺組織や体全体のコンディションによって、痛みの程度は変わるのだと思います。そしてオステオパシーはそれらを整えることができると思いますので、軟骨がすり減っているという方でも、よろしければご相談ください。

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