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2024年6月15日土曜日

前かがみで腰とお尻の上の方が痛む

  前かがみになると、腰と、お尻の上の方が痛い、といらっしゃった方の施術例です。重い物を持ったなど、きっかけに心当たりは特になかったそうです。


 約60分コースをご希望。腰を含めた背骨全体(首から腰)とお尻のあたりにもっとも時間を使いながら、体の中心部を全体的に施術しました。


 やはり腰、お尻(ちなみにお尻は、骨盤や股関節の筋肉の集まりです)には問題があったと思うのですが、もも裏の筋肉がとても硬くなっていて、それが印象的でした。それもまた痛みに大きく影響していたのだと思います。仰向け(お腹が上)になった状態で、膝を伸ばしたまま足を天井方向に挙げていきます。そうするともも裏の筋肉が伸びながら、股関節が曲がっていきます。しかしこの方の場合、そのもも裏の筋肉が伸びずに、足が挙がりません。もも裏の筋肉が硬くて、股関節が曲がるのを邪魔しているような状態でした。そしてそれによって、腰やお尻の上の方に負担がかかっていたのではないでしょうか。


 そのあたりも含めて体の中心部を全体的に施術しました。帰り際、スリッパと靴を履き替えるため前かがみになったさい、「あ、ずいぶん楽になってる!」とおっしゃっていただきました。


 前かがみで腰が痛む方というのは、この方のようにお尻やもも裏が硬くなり、腰骨だけでなく股関節の動きにも問題が生じている方が多いように思えます。「腰が痛い」のは腰を伸ばすと痛いだけでなく、このように前に曲げると痛い場合もあります。どちらも、オステオパシーをお試しになってみてはいかがでしょうか。

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